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理学(数学)と物理工学については、電子工学的に簡単に言えば・・・ 静電容量 C=ε0×(S/d) について d=0の時は 理数的にCが無限大で、電気エネルギーも無限大となります。 しかしながら物理工学的には極板が短絡していますので無限大ではなく応用は不可能です。 dは理数学的な文字ではなく、実践的な物理工学では定義域が必要(d>0)な変数です。 (教科書にあるような基本的理学は実践では違っているという事例が多々あります。理学と工学を分かち合いましょう。) Cも電気エネルギーも無限大の状態は理学的に合っていて間違えてないが実践的な物理工学では応用できない 机上の空論となります。 半世紀前の「飛行機設計論」(元海軍空技廠の大学教授 山名正夫・中口博先生のご執筆)第9章にある ダクトファンと特殊ナセルは紙面上の二次元で考察された理学的考察ですが、 実践的な物理的考察では三次元に拡張して新しい発想の先進的な解析をすべきと思います。 ・・・V1、V2と鉛直面の旋回流(V1tanΘ方向)が生じてV2が減速し、V1=V2となる渦損がある。この渦損の実在を無視すると 効率100%の時に非常に大きな推力が生まれる机上の空論になると思います。 手に取った教科書や専門書が難解であっても、解ったふりをしない事です。 自分に自信を持って不明点が明らかになるまでチャレンジしましょう。 ライト兄弟が理想と現実を正しく見積もって飛行機を発明したように数理学と物理工学を弁える事が重要であると言えます。 p391の9.21c式には、静止推力効率というプロペラ運動量理論のパワーと静止推力の関係が書かれています。 この式を変形しダクトファンの式とする事ができますが誘導速度が加速されない結果となるので 増速作用の運動量変化(力積)ではダクトファンの静止推力を正しく示す事はできません。 増圧作用として計算する事で、正しいダクトファンの式が示されます。 これらの再考は、ダクトファンの静止推力の原理を全く新しい観点で説明できる可能性があります。 ■ダクトファン(ダクテッドファン)の静止推力の原理は増圧作用である。 運動量理論の静止推力(V=0の条件)では、質量流量の初速が誘導速度となっており、 流量質量を加速しないダクテッドファンの静止推力の原理を考察すると増速作用ではないと解ります。 ダクテッドファンの静止推力の原理を増速作用(力積)で説明すると、それは間違えになると思います。 ・・・余談ですが、静止推力の方向が地面と鉛直になった場合は地面効果が発生します。 お気づきのように推力の方向性の考察には何も条件がありませんので注意する必要がありそうです。 無条件では水平と鉛直方向で同じですが、静止推力の式が異なると想定されますので、今後の研究に期待し明らかにして参ります。 |
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